スタンプ 白沢みき公式ウェブサイト“白沢みきドットコム”
ナビゲーション
HOME > DIARY
スタンプ プロフィール 出演番組紹介 N.Y.取材メモ コラム Opinion My Favorite Contact
 
 
NY生活の中で感じたことを日記形式で綴っていきます。毎日更新されなくてもご愛嬌でお許しください。
   
2003年9月1日

ニューヨークに到着してから10日が経過しました。無事、到着しました!みなさーーん、元気にやってますよー。さぁ、ついにNY発日記の始まり!(遅いよね)。これまでの10日間を簡単に報告すると、大量の荷物に苦戦しながらマンハッタンに到着するも、成田から始まった荷物運びでもうヘロヘロ。「来たぞ!」みたいな実感はあまり無く、意外と淡白な私でした。それでも街の空気は東京とは違い“人”から発散されている勢いが息吹のように感じられて、これがNYの活気なんだぁと感じたものでした。
最初の4日間はアパート近くのホテルに滞在して生活必需品を買い集めたり、レンタル家具を選んだりと息つく間もなく過ぎていきました。日本とは昼夜が逆転するため時差ぼけで疲労はピークに…。それでもアパートに家具が入って、仕事をする環境が一つ一つ揃っていく様は嬉しかったです。この感覚は今までの観光目的の旅行ではなかった、生活する喜び、緊張感なのかもしれない。



さて、この日記の役割もNY生活が始まったことで今までとは少し変わるかな?生活雑記といった位置づけで書いていこうと思います。そして、少し踏み込んだ内容は「モーニングNY」で。引越しの慌しさで更新が滞ってしまったけれど、この日記はできる限り頻繁に更新していきます。なお、日本を離れてからのファンメールが私のトラブルで受信できていないため、更新が遅れています。ごめんなさい。
きょうは、勤労感謝の日で休日です。午後までしっかり寝て少しだけ余裕の出てきた私は(笑)急行電車に乗って、郊外に住む友人宅に遊びに行ってきます。今週から、本格的に活動開始です。NYからの白沢みきもどうぞヨロシクお願いします。

 
   
2003年9月4日

きょうからNFLのシーズンが始まり夏の終わりを感じます。どうやら折りたたみの傘が手放せない毎日から今週末は開放されそうです。地図を片手に地下鉄やタクシーに乗ることも慣れてきました。NYの道路は縦(南北)がアヴェニュー、横にストリートなので、○アヴェニューの○丁目とか説明すればすぐに分かるので便利です。駒沢通りとか世田谷通りも固有名詞だから慣れてしまえばいいけど、NY方式のほうが数字を見れば分かるので万国共通なのです。
きょうは銀行口座を開くために出かけました。ニューカマーの私には、ソーシャルセキュリティナンバーがないので銀行口座も、携帯電話も手に入れることができません。それでもチェック(小切手)がないと家賃や光熱費も払えないので、日本人の銀行員を頼って申請したのです。NYのみならず、日本人コミュニティは世界中に点在しますが、NYに住む日本人、はここはどこ?と錯覚するくらい日本流が充実しています。日本語が通じる医者、学校、サービス、エステ、ショップ、電話会社、銀行…と至れり尽くせりなのです。「せっかく米国に行ったのに」といいたくなるかも知れませんが、コンビニみたいで、あると便利なのかもしれません。意地を張って慣れない言葉で不本意な思いをするよりも、合理的に暮らす、それがNYなのかもしれません。要は、日本人だって一部のマイノリティだということ、縁あって同じ街に暮らすなら、先輩が後輩に、また、経済力だってあるに越したことは無い街で、自然にそうなった、という感じです。だからといって、日本人ばかりで集まるのは別問題ですが…。
というわけで、地下鉄もかなりマスターしてきた私の最近の癖は、頭の中で同じ曲がグルグル回ること。何かというと、NYでは日本で言う“上り・下り”を“UPTOWN・DOWNTOWN”と表示します。私が住んでいるのはUPTOWNということで、乗り換えるたびにビリー・ジョエルの「UPTOWN GIRL♪」が流れてしまうのですねー(笑)。ちなみに、DOWNTOWNへ向かうときに、たまーにユーミンの「ダウンタウン・ボーイ♪」も出てきちゃうけど(苦笑)。とにかく、へらへらして不思議な日本人と思われない程度に楽しんでいます。動画のアップが終わったらモーNYも更新されるから、お楽しみに!!あしたは、語学学校の見学とモーTO時代にテレトークに出演してくれた原田さんに会いに行きます。楽しみだぁ!!

 
   
2003年9月7日

金曜日にモーニングテレトークでお世話になった原田さんにお会いしてきました。電話でのみのお付き合いだったのに、初めて会ったような気がしなかった。原田さんはヴォーカルトレーナーやサイキック・リーディングを職業としている、というインフォメーションだったと思うけど、この日は、東京にいるときから(正確には番組終了のお知らせをした時から)約束していたので、サイキック・リーディングをしていただきました。皆さんは、サイキック・リーディングってご存知ですか?sixth sence(6番目の感覚)のようなものですね。透視や霊視で人の過去や未来を読み、直感的なカウンセリングをしてくれるのです。紙に名前を書くだけで自分のこと、親のこと、気になる人のことをリーディングしてくれるのです。遠方の人は電話でもできるんですよ。
さて、私の場合、過去から現在までの経緯が心理的な変化も交えながら、原田さんの口からスラスラと出てきたのでびっくり!「97年には…、99年には…」(えーっと、その年は…そうそう、そうだった)という感じ。肝心な今とそして未来についてもばっちり、リーディングしてもらいました。ここでは秘密ですけれど、これから出会う人の名前とか、数字、両親の健康問題など正直言って鳥肌が立ちました。原田さんのサイキック・リーディングは大人気で、名前は言えないけれど、世界的に超有名なセレブも顧客なんですよ〜。日本語と英語がわかる人なら電話でもOKなので、どうしても!という人はメールください、紹介します。(有料)

土日のNYCは晴天!最高に気持ちの良い天気でした。土曜日は友人夫妻に誘われてチェルシー地区のフリーマーケットに行き、NY版東急ハンズで生活雑貨のお買い物。夜は別の友人夫妻とコリアン・タウンでBBQ Dinnerと充実しました。(やっぱり週末は家族やカップルで過ごすのが常識、ジョボン;)。会う人みんなに英語の上達法を聞きまくっている私は、リサーチだけですっかりマスターした様な気分になりつつあります。でもそんなお調子者の私でも現地でバリバリ働くビジネスマンたちの勉強の努力話を聞いていたら、浮かれている場合じゃないな、と即刻反省しました。今週からNFLが始まったのですが、何を隠そう私は、アメリカンフットボウルが大好き!(高校から日大ですから…)。NYに住み始めてからTVはキャプション入りで見ているのですが、スポーツ中継の英語はニュースの比じゃないですよね、速さが。聞くのか、(文字もしくは画面)見るのか、はっきりしないと非常に疲れてしまうのです。日本でも英語の勉強をしている人は、音声多重とか、キャプション機能を工夫していると思うけれど、どれかに集中することがポイントなのでしょうね。どんどん消えてしまうTVより、日本から持ってきた映画のDVDの方が繰り返し見られて効率が良いのかもしれません。経験者の方、教えてください。まだまだ書きたいことはたくさんあるけれど、また次回以降のお楽しみです。皆さんからのメールもお待ちしています。

 
   
2003年9月9日
セプテンバー11が近づくNY。ダン・ラザーのCBSイブニング・ニュースでは「Protect America」(『米国を守れ!』とでも訳せばよいでしょうか)特集が組まれています。連日報道されるイラクに関するニュースも、テロ支援国家としてアフガニスタンに続いて始まったリベンジでした。卑劣なテロには屈しないという強いアメリカも、一般市民レベルでは家族や友人、同僚を突然失った哀しみの日に相違ありません。

振り返ってみましょう。2001年9月11日、アメリカン航空11便が8:45ワールド・トレード・センター、ノースタワーに激突。次いで、9:06ユナイテッド航空175便がサウスタワーに激突。9:40米国国防総省(ペンタゴン)にアメリカン航空77便が激突。操縦資格を持つ乗客がコックピットのテロリストと格闘になり、10:37ペンシルベニア山中に墜落。6000人近い尊い命が奪われました…。
この街に来てたった18日しか経っていない私には理解できない心情が渦巻いているとは思うのですが、治安も良くなり、家族や恋人を大切に時間を過ごすようになった人々を見ていると“限られた今”を幸せに過ごす事が、無くなった人々への供養になっているようにも感じられます。決して忘れない悲しみや怒りをどう自分の心に濾過していくのか、時間をかけて乗り越えてきたのだと思います。

ところで、セプテンバー11の重い空気を吹き飛ばすような素敵な光景に出会いました。きょうからロックフェラー・センターで“村上タカシ”の作品が展示されているのです。確か、10月12日までの開催なのでNYに来る予定のある人は、待ち合わせに使いましょう!あのスケートリンクでおなじみの広場が、村上タカシ一色になっている様は圧巻、ブラボーです。青空に向かって堂々と聳え立つモニュメントは「テロの危険にさらされようと、私たちは負けないんだ、人生悪いことばかりじゃないよ!」と訴えているように私には見えました。思わず笑顔になれるスポットです。今度行くときにはデジカメを持っていきます。

 
   
2003年9月10日

きょう、ブロードウェイで「AIDA」を見てきました。マチネなので午後2時からの公演です。良い席は100ドル程しますが、当日になると半額で買える作品がいくつもあるので利用しない手はありません。残念ながら主演はトニー・ブラクストンではなかったのですが、脇を固める役者たちの動き、歌、ダンス、華やかな衣装、照明と満足の作品でした。それにしてもブロードウェイには長い歴史を感じます。選び抜かれた作品群が、毎日流れるように上演され、客が入れ替わり、一枚のドアを隔てただけでマンハッタンの雑踏が続いている…。たったドア1枚ですよ!(客席の隣のEXITドアが開いた途端、トラックが走っていた)内側と外側、そして舞台裏には全く違った世界が広がっていて共存している、それがニューヨークなんだなぁと帰り道、変な余韻に浸っていました。そんな気分で歩きながら、今度は友人に誘われるまま、最近マンハッタンに開店したBOOK OFFに行ってみました。場所は42nd streetと立地は最高。すごいですよねぇ、日本とまんま同じでした。入ると「いらっしゃいませーーーーー」しかも、驚いたことに店内のBGMは童謡が流れていました。値段はさすがに1$でしたが…。やはりニーズはあるようで結構入っていましたよ。私は、NYに来て初めて日本人だらけ、日本語だらけの空間に踏み込んだようで懐かしくもありました。
明日はセプテンバー11から2年。街中では喪服を着た女性たちの反戦運動に遭遇しました。でも、こうした光景はほぼ毎日繰り返されています。若者は怒りをぶつけて演説を繰り返し、家の近所では、ホームレスの猫を救おう!と署名活動をしている人もいました。みんなが必死に生きているこの街に、二度とあのようなテロが起きないように、きょうは祈りつつ休みます。

 
   
2003年9月11日

朝から各ニュース番組は9・11の特番でした。セレモニーが始まると解説やCMは一切排除されてLIVE映像が流れ続けます。昨年は国家や愛国心を訴える式典だった印象も、今年は遺族のものになったようです。政治的な演説も無く、遺族の子供たちが亡くなった人の名前を一人ずつ読み上げる姿には胸打たれました。私が見ていたCBSでは犠牲者の顔写真と年齢まで同時に紹介されるのですが、改めて、働き盛りの犠牲者が多かったことを実感します。ニューヨークの象徴とされたワールドトレードセンターと供に犠牲になった近親者の死をどう捉えて、消化して、今日を迎えているのだろうかと考えてみても答えはもちろん見つかりません。

いつもと変わらない朝を迎えていた人々が、突然の爆音、振動、噴煙、瓦礫に襲われ命を失う。乗っ取られた機内にいた人々は予測しなかった終焉に戸惑い、苦しみ、苛立ち、恨み、悔やみ…。残された人々はセンセーショナルな映像ばかりが繰り返される中、崩れ落ちるコンクリートの塊の下に想いを馳せるしかなく。

今朝の光景を見ていて広島・長崎の原爆を思い出しました。多くの人の命を失った代償は、残された人間が「平和」という尊い目標を掲げて生きていくことでしょうか。それすらできないとしたら、私たちはなんて愚かなのでしょう。自衛隊は軍隊なのか、日本国憲法は変えるべきか、国際貢献とはいったい何なのか、人が殺しあう場所を戦場と呼ぶなら“平和的”とはいかなる定義かなど、日本人は被爆国として、若い人から戦争経験者まで考え、議論する機会を家庭や学校、地域の中で作るべきなのかもしれません。もしも、政治家任せにするのなら、選挙には必ず行くべきです。

追悼セレモニーのきょう、こんなことを考えました。ブッシュ大統領がアフガニスタンやイラクで強いアメリカを主張しようと大切な人は帰ってこないし、何も解決しないことをみんなは理解っているんだと。この国では来年、大統領選挙が行われます。国家を挙げてのセレモニーですが、今回は“強い”アメリカではなく“協調する”アメリカを訴える人が選ばれるのではないでしょうか?そうあって欲しいという期待を込めて…。では我が日本は、どんなリーダーを選ぶのでしょうか!?

 
   
2003年9月14日

阪神タイガースの優勝目前の日本の皆さん、やきもきしていますか?NYでも阪神が優勝したら(ってするんだけど)午後7時にタイムズスクエアに集合して鏡開きと六甲おろしの大合唱をするそうです。チラシが配られていました。確か、前回の優勝のときは新宿歌舞伎町で巻き込まれた記憶が…。ニューヨーカーの反応は見てみたいけれど、どうなんでしょ、行くかどうかは…。さて、そんな中一応野球好きの私としては遅ればせながら、というお断りが必要ですが、ヤンキースタジアムに行って来ました。

MLBの魅力や球場の雰囲気などは知識としてあったけれど、やっぱり実際に体験すると違いますねー“ベースボール”を楽しんだという感じです。試合は負けたし、松井君もぱっとしなかたけど、それでもワクワクしちゃいました。サッカー同様にアウェーは厳しいのね。相手チームにホームランが出てもシーーーン。得点が入ってもシーーーーン。『つ、冷たいのね』とファンがごちゃ混ぜの東京から来た私はカルチャーショックを受けてしまいました。
ところで、初日ということもありますが、ヤンキースグッズを3つほど持ち帰ってきました。一つはコップ。お土産用にプラスチックでできているのです。もう一つがヘルメットの形をしたアイスクリーム容器。これはヒットですよ!アイスクリームが変わっていて、サラサラした粒アイスなの。暑くてもすぐには溶けないし、おいしいし、容器は可愛いし、ほとんどの子供たちがこの2つは両方とも購入していましたね。そしてそして、あまりの日差しにヤンキースのキャップも購入してしまった私。というのも天気予報では“くもり時々シャワー”とあったので油断していたのですが、実際は肩がヒリヒリする位に強い日差しで最高のデーゲーム日和でした。逆に数回あったシャワーは火照った体を鎮める役割を果たしてくれました。

「MLBはTVで見るよりも生で見るもの」ーこれが私の結論ですね。日本の場合、ドームに行ってもピッチャーの球種が見えなかったりしてTVの解説付でトイレも自由に行けるから家の方がいいや!とやや後悔してしまうのですが、MLBは違いますねー。球場のことを“ボールパーク”というのがぴったりで、まさに遊園地のような雰囲気なのです。プレー以外のお楽しみが多いし、きょうも子供たちだけにクマのぬいぐるみがプレゼントされていて、本気で羨ましかったです。お金で買えない子供の特権に嫉妬してしまった!私もこれを機に何度か通って童心に返る時間を持てたら良いかな〜なんて思いました。

さて、今週からはいよいよ、白沢もお仕事モードに入ります。英語のレッスンと取材との両立です。またこのコーナーで紹介していきますのでお楽しみに。

 
   
2003年9月19日

久しぶりの日記です。サーバーの調子が悪かったのでごめんなさい。さて、前回日記を書いてから何が変わったか、といえば阪神優勝ですよねー。ファンの皆さん、おめでとうございます。これで、あと10年は生きていけるでしょうね。NYにいると、MLB,NFLをはじめ贔屓のチームのために日々声援を送る人やメディアに触れる機会が多いので特にそう思います。優勝があたりまえ、なんて面白さは半減かも…なんてね。松井選手のいるヤンキースは地区優勝は当たり前と思われているチームですが、ただ勝てば良いというのではなく、日々一喜一憂した記事が新聞を賑わせています。日替わりで一面の主役が変わる東京と比較するよりも、大阪のスポーツ新聞を想像してもらったほうがNYの雰囲気が伝わるかもしれませんね。

ところで、ハリケーン「イザベル」が米国東部を襲ったニュースは日本でも報じられましたか?台風よりも風速が強いだけあって、警告するメディアの扱いも破格でした。我アパートでも戸締りを厳重にするよう注意書きが配られました。ものすごい強風に早々に閉店したり、開けていてもテラス席は撤収するなど街中がイザベル対策一色でした。それにしても、ハリケーンに人名が付けられるなんてユニークですよね。A〜始まって男女交互に名前が付けられているそうですが、最初は担当者の恋人や奥さんの名前だったそうですよ。ハリケーンMIKIなんてことになったら“丙午”以上に婚期が遠のきそうです(苦笑)。

昨日はメトロポリタン美術館に行ってきました。世界4大美術館と言われるだけあってスケールが違いました。日本から来ている友人と日本語音声ガイド(6ドル)を借りてガイド付の作品を中心に約5時間かけて、見て回ったのですが、約5000年分の美術作品が300万点もあるのですから、ほんの一部を素通りしたに過ぎません。それでも、日本語ガイドのナレーション解説が“オチ”がついたりして面白いのです。友人にも「このトークは白沢さんも勉強になるわね」なんて指摘されたくらいです。日本人ツアーには入場料のかからないグッズ売り場だけ寄って見学をしないコースもあるようですが、NYに来たらメトロポリタン美術館は必ず行きましょう!!

さてさて、ここ数日私の頭を悩ませているのは11月からスタートする番組タイトルです。モーニングTOKYOという番組名を提案したときも「グッド・モーニングだろう。略したらおかしい」とか言われたものの「語呂とか言い易さが大切です」とか言って押し通しました。まさか“モーTO”になるなんて思いもせずに…。番組名といえば、某局の「生活ほっとモーニング」というタイトルですが、担当者が電話してきて「白沢、新番組のタイトル何だと思う?」「えーっ、ダサっ(絶句)なんでそーなるの?」と聞いたところ「会議であがった言葉を足したらこうなった(苦笑)」だとか。ここだけの話ですからね。ということで、結果は近日中に発表しますので楽しみに待っていてください。

 
   
2003年9月21日

ヤンキースの地区優勝が22日にも決まるか、という状況になってきました。私は熱烈なファンではないので冷静に眺めていますが、松井くんがルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得するかは気になりますね。日本の4番が今更ルーキーかと言われればそれまでですが、先週末にはしっかりルーキーとしての儀式も(帰りの服を隠されて、変な服を着せられる→ちなみに松井くんの格好は英語ではpimpといってヒモのこと)済ませたわけですから期待できるでしょう。

さて、きょうは田中星二の『ビューティフル・サンデー』がぴったりの陽気でした。そんな中、徒歩でセントラルパークへ!目的はダライ・ラマ14世の講演を聞くためです。新聞の告知で知ったのですがセントラルパーク150周年ということもあるのでしょうが日曜日の公園でダライ・ラマ…しかも無料で!(ちなみに東京での講演は一人3万円)これは行かなければと思ったわけです。行ってびっくり。セントラルパークは人、人、人の洪水でした。2時間かけて会場入りしてさらにびっくり。何万人が集まったのでしょうか?明日の新聞で確認できますが、韓国がワールドカップで盛りあがっった広場の2倍?代々木のメーデー会場の5倍?東京ドームとかはすり鉢状になっているので例えられないから、しいて言うならアリーナ10個分?(大げさだけど)そんな感じでした。

というのも、NYではダライ・ラマ14世の本がベストセラーになっているのです。学生から中高年まで、宗教を超えて集まった観衆の熱気はすごかったです。冒頭、あのリチャード・ギアが挨拶したのですが会場の雰囲気はピクニックそのもの。今回、初めてこうした会場に来た私は大いに学習しました。家を出たのが開場ギリギリだったので牛乳を一杯だけ飲んで新聞にも軽く目を通す程度で手ぶらで向かったのですが、ほとんどの人は食料にマット、もしくは椅子、新聞や本(学生たちは教科書)を持参していました。待ち時間と空間の使い方はさすが!と感心しきり。次回からは私も真似しますよ〜っと、本題はここからですが、ダライ・ラマ14世の講演は約1時間続いたのですが皆、あこがれのスターを見るような眼差しでした。というのも、米国という世界最強の国にやってきて、金持ちだとか、強いとかいう価値観ではなく、自分の心が幸せを決めるんだ!と堂々と独自の非武装による平和論を唱えて喝采を浴びるのですから納得できます。最後に9・11の被害者のために祈りを捧げた時には、会場の時が止まって平和を願う気持ちが一つになったようでした。世界の警察アメリカと揶揄される中、個人レベルでの願いを代弁してくれているのがダライ・ラマ14世なのかも知れません。日本にいるときは、中国政府を意識する日本政府の影響もあるのか、ノーベル平和賞を受賞したことくらいしか知らず、ダライ・ラマの説法に触れることもなかった私ですが、きょうは晴天のセントラルパークでニューヨーカーの新たな一面を発見したような気がします。

今夜はテレビ界のアカデミー賞とも言われるエミー賞の発表が盛大に行われました。昨夜はミス・アメリカ…。テレビの中は毎日華やかで賑やかです。私は?地道に日常を大切に過ごします←これが大切よ

 
   
2003年9月24日

ヤンキースの6年連続地区優勝が決まりました。といっても他の地区のチームに関しての知識がないのは日本のオールスターでパ・リーグの選手に「はじめまして」と挨拶したくなるのと同じでしょうか?今週のNYは国連総会のため警備が厳重でして、ミッドタウンは大渋滞!クラクションが常に鳴り響いています。東京サミットや国賓が来日したときの首都高大迷惑を彷彿とさせました(何でも日本と比較してしまうけど、わかりやすいでしょ)。
ところで、NYに来て1ヶ月が経過しました。一体、白沢はこれからどうやって生きていくのかと心配された方もいてくださることでしょう。ということで、これまで伏せてきた仕事の概要の一部を明かしたいと思います。まずは番組タイトルが決まったので発表しましょう!ジャーーーン『白沢みきの、ニューヨーク・ニューヨーク』(表記は未定)です。キャーーーー、まんまだわ!って、あなた、私の性格のように直球で判りやすいでしょ!(80年代に新宿にあったディスコとは無関係です、念のため(苦笑))。放送は、4年間生放送の醍醐味を味わったので、今回は消え行く生放送ではなく、視聴者本位で見てもらえるリピート放送ありのスカパーでの放送となります。(ほぼ毎日放送があるかも?!)

放送局は→241ch【ViTV】と275ch【トラベラーズTV】and more…。ViTVはケーブルで見られる地域もあるので調べてみてください。またトラベラーズTVはストリーミング放送などもあるようなので、詳細はまた今度。そして、あえてand more…としたのは、見られる局が増える可能性が大、という意味です(ワーォ)。尚、気になる放送時間などは後日しっかりPRさせていただきます。

ということできょうはその11月からスタートする新番組のオープニング用の撮影をしてきました。ウォール街や自由の女神もしっかりこの目とカメラに焼き付けてきましたよ!!自由の女神はもっと近くにいけるかと思ったけど甘かった!カメラの限界に挑戦!って感じでした。それにしても女一人で三脚とカメラをヒョイっと構えて歩き、撮影していると好奇の眼差しで見られますね。カメラの値段やクォリティなど、やたらと話しかけれれるのもユニークでした。NYは今日を逃すと曇りか雨なのでとにかく必死。明日も明後日も、準備は着々と進みますよー。いずれは一緒に番組を制作する仲間も紹介したいと思っているので楽しみにしてください。

そうそう、あの田村正和さまの「ニューヨーク恋物語」が15年の時を超えて“その後”が放送されるとか…。この秋は、やっぱりニューヨークがHOTになりそうですね〜(勝手に関連付けている私)。日本も急に寒くなったとか、風邪引かないように気をつけてくださいね、ではまた。

 
   
2003年9月28日

きょうからTBSラジオへの電話出演が始まりました。毎週月曜日ですから早起きして、テレビ派の人も954に浮気してくださいね。出演するのは「森本毅郎スタンバイ!」6:40頃です。これまでは火曜から金曜までのウォールストリート情報だけだったのですが、金融情報がお休みの月曜日(米国は日曜日)に「白沢みきのNY情報」として仲間入りしました。13年目という老舗人気番組でプレッシャーはありますが、短い時間で有益な情報を!というコンセプトで私らしくお伝えして行こうと思いますのでよろしくお願いします
私にとってラジオ出演は文化放送の「走れ!歌謡曲」以来ですから8年ぶりでしょうか。元々ラジオは大好きなメディアで、普段からよく聞いていますが、出演する側になるなんて久しぶりすぎて、思わず自宅のトイレで「おはようございます」なーんて最初の挨拶を10通り位の声で練習してしまいました(笑)。テレビと違ってラジオは声のトーンで人柄から信憑性、好き嫌いまで決まってしまう怖い存在ですから緊張しました。昔、深夜放送を始めるときにプロデューサーに「どんな声で話したらいいでしょう」なんて可愛い質問をしたところ「男をイカせる声を出せ!」(この、エロ親父!)と言われて面食らったものの、妙に納得したのを覚えています。つまり、艶があって声にほれ込むような…ってことですからね。まぁ今回は朝の番組ですから、やっぱりハツラツと元気が出るような声を心がけたいと思いますが。
ではテレビの方は、どんな私が良いのだろう??とも考えてしまいました。NYに来て1ヶ月が経過してそろそろ美容院にも行きたいのですが、どこに行ってどんな髪型にしようか決まらないのです。この半年間、緊張感がなかったので顔つきも随分締りが無くなったような気もするし。10月からいよいよ収録が始まるのでヤバイぞ、って感じです。
それにしても、今日久しぶりに生放送を体験して懐かしくなりました。もし、まだ朝の2時間の放送を続けていたら、自民党総裁選挙や小泉新内閣、石原知事の一連の発言、中央線の前代未聞の運転見合わせなどなど皆さんに問いかけたいことはたくさんあるのだけど…。やっぱり、朝の番組は見る側も伝える側も軽快なテンポが心地よいのでしょうね。NYの朝はどの番組を見ようか現在ザッピング中ですが選ぶ基準はそのへんにありそうです。今回聞き逃してしまった方は、次回…。ではまた〜^0^/

 
>> 2003年8月の日記
私の写真です
 
  最新の日記
  2003年6月
  2003年7月
  2003年8月
  2003年9月
ホーム | プロフィール | 出演番組紹介 | N.Y.取材メモ | コラム | Opinion | My Favorite | コンタクト
トップに戻る
© 2003 ShirasawaMiki.com All rights reserved.