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ここでは渡米後、NYでの生活を中心に日記形式で私の日常をお伝えして参ります。
でもとりあえずはここまでの近況をランダムにお伝えしましょう。 |
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2003年7月2日 |
巷では夏のバーゲンセール真っ只中。ここ数年、定価で洋服を買わない私ですがバーゲンの時期になるとやっぱり思うのよね「定価が高すぎる」って。シーズン毎に入れ替わる商品だから、新作→品薄→ラストチャンスって消費者心理を煽るのは理解できるけれど、でも納得できない!(怒)
ところで、今週にも阪神マジック点灯だとか・・・。凄いですねー、というか他が弱いなぁ。例年なら「オールスターまでよ」なんて軽口叩いていた私も、今年はさすがに貝になっています(苦笑)。株価も上昇しているし、このまま景気回復までのマジック点灯と行きたいところですね。
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2003年7月9日 |
4歳の男の子を殺害したのは12歳の中学一年生でした。刑法にも少年法にも問えない今回の事件の結末に被害者の心中を察する人、少年法の改正、および犯罪に対して被疑者を年齢で区分することの限界を感じた人は多いでしょう。言論の自由や知る権利はあるのに、犯人が少年というだけで審判にも立ち会えない矛盾は、まともに法律を守って生きている人間には“加害者の人権保護”ばかりが目に付いてしまいます。
私は大学時代、報道と人権について勉強しましたが、当時は、犯人ばかりか被害者の親族への過剰な取材や実名報道など、第三者をも巻き込む報道の行き過ぎが問題でした。しかし、現在では報道側のモラルも確立され、完全とは言わないまでも配慮はなされています。一方、司法はというとエスカレートする犯罪の若年化に全く追いついていないのが現状です。連日伝えられる悪質な悪戯や犯罪をみていると、やはり個人のモラルは急速に低下しているのが分かります。だとしたら、飲酒運転を高額な罰金で戒めるように、罰則を強化することで犯罪を未然に防ぐことが得策なのでは、とつくづく思いました。“責任能力”を優先させるよりも、“抑止力”としての罰則強化を図るべきなのでは・・・と。
人間は過ちを犯しても、やり直すチャンスは与えられるべきでしょう。けれど、やり直すチャンスの前には、やはりそれ相当の償いが必要なのだと判断すべき時期なのかもしれません。正直言って、12歳の中学生が補導されたと聞いても極端に驚かない自分に、あらためて驚いてしまいました。みなさんは、どんな風に感じましたか?
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2003年7月11日 |
きょうは梅雨らしい天気でした。曇っているのに蒸し暑く、突然の雨に洗濯物を慌てて取り込みました。最近の私は、日本を離れるからと日本食を良く食べています。昨日は季節外れの河豚。そしてきょうは根津で青森の弘前料理に舌鼓・・・ご馳走になってばかりで恐縮しつつ、下を向いたらお腹がぽっこり!明日も明後日もおいしい食事が目白押しなのでピンチであります、ハハハ・・・・。そうそう、昨日は2ヶ月ぶりに美容院に行ったのですが、予想以上に髪の色が・・・(苦笑)。美容師さんに「若くなりましたね」なんて言われたけれど、内心「◎!」とか思いながら口では「あら、嬉しくないわ」なんて言ってしまう。これって年を取ったのねーなんて辛い現実を突きつけられた想いがしました。
それにしても、毎日のように政治家の呆れた発言が続くよね。今日は鴻池さん。「子供が罪に問われないのなら、加害者の親を市中引き回しにして打ち首だ」って。例え話だと言い訳しているけれど、その人の本音というか本質が見えてくるよね。極端な論理で言い切ってしまうことの危うさが一連の政治家発言に共通している点だと思います。仕事をしている人は国会中継を見る時間はあまり無いかもしれませんが、国会議員の答弁は極端か曖昧かの二択が多くてイライラしてしまうのですよ。政治家の皆さんも普通に発言していてもニュースにはならず、大胆な発言(多くは失言)をするとニュースになるという現状に辟易しているかもしれないけれど、それでも言葉は大切に、心ある表現をして欲しいものです。私も注意しますけど・・・。
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2003年7月17日 |
すっかり日記にブランクができてしまいました、ごめんなさい。実は、この数日間でNYの部屋の契約や東京の家の引越しをしていたため、余裕がありませんでした。しかも、風邪を引いてしまうという失態も・・・。「やばい!」と思いながらこうして書いています。
さて、NYでの部屋探しについては、その条件の厳しさなどを書きましたが、今回は“契約”について書いてみたいと思います。ご存知の通り米国は訴訟大国であり、権利についてもシビアな国です。日本でも契約書の種類によっては相当細かく条件などを明記しているものもありますが、私が目の当たりにした契約書は、ほぼ100%、オーナーに有利な内容なのです。約50の項目からなるのですが「オーナーには○○する権利がある。テナントは○○しなくてはならない」の連続に苦笑してしまいました。当然契約書は英語なので、これまた当然(笑)プロに訳してもらった私としては、あまりに細かい内容に面食らい大人しく上品に暮らしていこう!と誓ったのでありました。
ところで、契約書を和訳してもらい納得してサインしたはいいけれど、航空便で書類を送ってからが、また長いのよー。書類が届いてから実際に契約が成立するまでにかかる日数は、10日位!てなわけで、栄えある出発の日が延期になる可能性が大になってきたのです。だって、予定通りに行ったとして、部屋には入れず高いホテルに宿泊しながら家具選び、なーんて悠長なことはできないし・・・。見送りに来てくれる宣言をしてくれた諸君!残念ながら、今後の予定はビミョーになってきました、あしからず。まだビザも出てないし、トホホだよーん・・・。
そして、引越し。今回が8回目の引越しという私。すっかり達人気分だったのに、はじめてみれば優柔不断で捨てられない、まとまらない、で大変でした。物を増やさないはずが、不用品の山!いかに普段から無駄遣いをしているのかと反省してしまいました。ちなみに、100冊強の書籍をBOOK
OFFに持ち込みました。BOOK OFF初体験の私は店内に入ってビックリ!回転の速い大型書店には並ばなくなった本も再利用という形で生まれ変わっていました!買い取り価格は安くてがっかりだったけど、コンセプトはGOOD!でした。それにしても、モノに溢れてうんざりしていた所に現われた本、その名も『捨てる技術』これにはカチーンときて即刻、売りに回しました。そうだ、そうそう、BOOK
OFFって略称あるの?“ブ・オフ”とか・・・??だめだ、話がつまらない。風邪のせいでしょう。もう寝ますーまたねーー。
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2003年7月21日 |
報告です!申請から6週間で、やっとVisaが取れましたぁっ!本来ならば「ヤッホー」ってな感じにコント55号みたいなジャンプをしたいところ(古ッ)でしたが、38度の熱では喜びもピアニッシモでした。(どんな比喩だ?)喜び方は別にしても、これで大手を振って米国合衆国に入国できる身分になったわけですが、人生ってそんなに順風満帆なものじゃないのですねー。なんと、渡米前に受けていたメディカルチェックで、急遽、手術の可能性が出てきてしまったのです。詳細はまだ書けないけれど、アパートの理由以外にも行く手を阻む状況が一つ増えたということです。皆さんも、ハードな仕事をしていると身体にガタもくるとは思いますが、私も無理がたたったのかなぁ?ちょっとだけ渡米は延期することになりそうです。ほんのチョットよ!でも心配はご無用。何事も万全を・・・という前向きな判断ですから。
ところで、今回の3連休は軽井沢への行き収めということで出かけていましたが、天気には恵まれない休日でしたね。ゴルフもキャンセルしてのんびり過ごしましたが、平和な休日でも、友人たちとの会話はやはり12歳の少年による犯罪についてでした。今週発売された週刊誌を読みましたか?“新聞やテレビが報道できないこと”という見出しが躍る紙面には少年の目だけを塗りつぶした全身写真や文集、寄せ書きなどが堂々と掲載されたほか、自宅の間取りや少年の机の中には現金10万円が入っていた、とかアダルトビデオが押収されたとか、犯行の生々しい描写が掲載されていました。複数の週刊誌を読んでみましたが、どれも12歳の殺人犯を刑に問えないことへの不満に満ちていました。週刊誌にあれだけの情報が出てしまうのは、捜査した警察内部にも「なぜだ」という憤りがあるからなのでしょう。法律が加害者を守るのであれば、我々が事実を公に晒してお見せしましょう、という意図が見える内容なのですが、捜査から浮かび上がった残酷な犯行の内容を見ると、もはや犯罪を年齢で括って罰することの限界を感じてしまいます。ある週刊誌には専門家のコメントとして「親は記者会見をすべき」という意見が出ていましたが、確かに親も子も責任を問われないというのでは被害者は一生浮かばれませんよね。犯罪の低年齢化を考えると、類似の事件が再発する可能性も否定できないわけで、一刻の猶予もないのではないかと改めて感じました。
鴻池大臣の発言などで、話の本筋が逸れてしまったような気がしますが、政治家の皆さんには総選挙を意識した揚げ足の取り合いよりも、国民が関心を寄せている課題に真摯に取り組んで欲しいものです。
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